転職活動で失敗しないためには?

転職活動で失敗しないためには?

転職回数がマイナスに取られていたのも今は昔。近年は極端に転職回数が多いというわけでもなければ、さまざまなスキルや経験があるとしてプラスに取られることも珍しくありません。

とはいえ、いくらプラスに取られる可能性があるといっても、転職活動中は「本当にこの企業でいいのかな?」「条件はこれでよいだろうか…」といった様々な疑問や不安がつきものです。より良い待遇を求めて転職するのに、実は今いる企業のほうがよかった…なんてことになっては本末転倒ですよね。

転職を成功させるためにはいくつかの事実を知っておく必要があります。まずはそれを確認して、後悔しない転職活動をしましょう。

1.報酬は下がることもある

転職サイト大手のリクナビネクストが発表したデータによると、転職で年収が下がった、と答えた人は約6割を占めていました。変わらないと答えた人もほぼ2割であるため、年収が上がる確率は2割程度とわかります。昇給を期待しすぎないほうが良いでしょう。

とはいえ、はじめに提示された条件とあまりにも違う条件で採用されそうになったら、断固として抗議するべきです。入社する前からもめたくない、と考えるかもしれませんが、生活がかかっている以上なあなあにしてしまうと後悔する原因となります。

単なるミスであればともかく、意図的に求人票とは違う条件で採用するような企業は社員を使いつぶすブラック企業である可能性があります。せっかく転職したにも関わらずブラック企業に勤めてしまったら台無しです。主張するべき点は主張し、不当な扱いには声をあげましょう。

2.転職の目的をはっきりさせよう

af9940111737w近年の若者は転職に対するマイナスイメージが薄いため、困ったらとりあえず転職するか、といった軽い動機で転職活動を始めてしまう人が少なくありません。さらに、アプリなどを駆使すればすぐにでも面接などの予約を入れられるため、スマホネイティブ世代にとって転職活動は簡単で気軽なものになっています。

しかし、本来転職とは何らかの目的があって行うものです。軽い気持ちで転職をすれば、以前よりも報酬が低く、仕事もきつい企業に転職してしまった…ということになりかねません。たとえば同じ「給与が低い」という不満を抱いていたとしても、実は転職せずとも必要な資格をとったり、会社が開催するセミナーに参加したりすることで給与がアップする可能性があります。

転職しようかな、と思ったときにまず「どうして転職したいのか?本当に今の会社では解消できないのか?」という点について考えましょう。

3.最優先事項を満たせる場所を探そう

転職をする以上、いくつかの条件があることでしょう。その中でも譲れない、最優先事項をひとつ決めておきましょう。そうすることで転職後に後悔する可能性が低くなります。現在以上の月収が欲しいにも関わらず、すぐに決まったという理由で月収が低い企業に勤めてしまえば、「失敗したなぁ…」と感じることは言うまでもありません。残業時間が短い、通勤の負担が少ないなど、これだけは譲れない!という条件を決めることで、転職活動の指針にもなります。

また、職探しの際には特定の業種や業界に特化した転職情報サイトを活用することもおすすめです。たとえば、東京で医師の求人を探しているのなら、Doctor Visionというサイトがおすすめです。常勤と非常勤、両方の情報が掲載されているため、効率的に医師求人情報を確認できます。